DETAIL
For One Minute #2116 軒下の石をひろう
"for one minute"とは、白い小さな台座の名前です。
その中心に立つ針が、台座に埋め込まれた時計の秒針軸によって「1分間」に1回転することから由来しています。台座に載せられた石は1秒ごとに動きを刻みながら1周した後、10数秒停止し、また動き始めます。
『軒下の石をひろう』シリーズは、そのタイトルのとおり作家の家の軒下からひろった石を台座に載せたものです。
台座:サイズ70×70×30mm、桂板・米ヒバ板、ジェッソ、時計ムーブメント、断続タイマー回路、単三マンガン電池1本
※台座に付属のマンガン電池は45日程度で切れます。アルカリ電池であれば90日程度となります。
◉作家紹介 Artist Profile
ナガクボケンジ Nagakubo Kenji
美術作家
1958年 東京生まれ、小中高時代を駿東郡清水町で過ごす。
1981年 広島大学卒業
1987年から継続して画廊や地域の施設等で個展。
現在、埼玉県越谷市在住
台座の会 web
https://www.nagakubokenji.com
台座の会 Facebook
https://www.facebook.com/daizanokai2/
台座シリーズは、2005年より開始。
台座には、主に捨てられたもの、落ちているものを拾って載せる。
載せられた物体は、台座に内蔵された時計により、かすかな音を立てながらゆっくりとまわる。
作品を作ることを止めて、載せられた物たちのいわば額縁を作るようなつもりで台座を作ってきた。
※台座名の "for one minute" は、内臓の時計が約1分間回って数秒停止し、また動き始めるところからつけられた。